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新婚野郎のカムバック禁欲録

新婚のアラサー男が、かつて取り組んでいたオナ禁に『再挑戦』しながら、収入アップに取り組んでいくブログです。

口下手のための「褒め方」トレーニング

 (約5,500字)*1

 

僕は口下手だ。

この記事に興味を引かれたあなたも、口下手なのかもしれない。

ここでは、口下手による、口下手のための「褒め方」トレーニングを紹介しよう。

 

トレーニングの意義

人から、特に女性から気に入られたければ「褒めろ」と言われる。

しかし、褒め言葉が浮かばなかったら?

もちろん、「自分がいいと思わなくてもとにかく褒める」なんて考えには組しない。それに、僕らがぶつかっているのは、そうしたおべっかを使う以前の問題だ。

「いいな」と思っていても、それを言葉にできない。

これがつらい。あなたも口下手なのだとしたら、このつらさを分かち合えるだろう。

 

もしかすると、あなたは「話し言葉」より「書き言葉」の方が得意なのかもしれない。

あるいは、「言葉」よりも「絵」「音楽」「身振り」で自分を表現する方が向いているのかもしれない。

しかし、好きな女の子に対して「かわいいなぁ」という気持ちを抱いたとして、それをいきなり手紙に書いて渡したら、どうなるだろう。

平安時代ならともかく、現代日本では気持ち悪がられるのがオチだ。

 

想いをうまく言葉にできない僕らには、トレーニングが必要だ。好きな人の、好きなところを、「好きだ」と言うための訓練が。

それが、口下手のための「褒め方」トレーニングだ。

 

開発したきっかけ

モテたかったから。

 

記事にした理由

他の人でも活用できるかもしれない、と思ったから。役に立てられそうなら、ぜひ使ってください。

 

最初にやってもらいたいこと

何も見ずに、普段つけている時計を思い浮かべてみよう。

自分が気に入って買った時計なのだから、当然デザインは覚えているだろう。それに、毎日何回も見ているのだから、忘れているはずがない。

絵が得意なら、実際に描いてみよう。そうでなければ、特徴を言葉で表現してみてもいい。

では、どうぞ。

 

 

 

 

思い出せただろうか?

 

どうだろう、「ほとんど思い出せなかった」のではないだろうか?

 

普段、僕らは、物をよく見ているようで、まったく見ていない。少なくとも、記憶に残るほど意識的には見ていないことがわかる。

しかし、人を褒めようとするなら「意識的な観察」が必要だ。

じっくり観察しなければ、自分が褒めたいものが何なのか自分自身でわからないからだ。

 

口下手になる理由

いくら僕らが口下手とは言え、「1+1は?」のようなわかりきったことについては、即答できる。

「わからない」から言葉にできないのだ。

加えて「変なことを言って嫌われたらどうしよう」などと思ってしまうと、もう何も言えなくなる。

 

「わからない」原因は2つある。

  1. 相手の、褒めたいと思うところを理解していない
  2. 褒めたいと思うところに対する、自分の「いいな」という気持ちを理解していない

まずは精密な観察を行うことによって、相手に関する「わからない」を減らす。わかるようになったことは、言葉にできる。

これこそ、口下手が「褒め言葉を言える人」になるための道だ。まずは理解に徹する。

あとは場数を踏めば、自然に褒め言葉を使えるようになる。

 

褒めるためのステップ1:褒めたい人を隅々まで観察する

 

 

観察の具体的な訓練法

 「隅々まで観察する」と言っても、どうすればいいのか。

簡単だ。とにかく観察する経験を積めばいい。

観察力を発揮できない1番の理由は、単に「普段使っていないから」だ。意識的に見るようにすれば、1週間で物事の見え方は変わってくる。

 

では、何を観察すればいいか。

何でもいい。身の回りのものは、何でも観察してみよう。最初は、先ほど思い出してもらった「普段つけている時計」はいかがだろうか。

  • 文字盤の色は?
  • 文字盤には何と書いてある?
  • 時刻は数字で表されているか?それとも数字を使わず表しているか?
  • 曜日と日付はどうやって表しているか?
  • 長針・短針のデザインはどうなっているか?
  • 文字盤を覆うガラス面に傷はないか?あるなら、いつ頃ついた傷か思い出せるか?

などなど。とにかく片っ端から細かく観察してみる。思わぬ発見もあることだろう。

 

何でもいいとは言うものの、いきなり好きな女性と対面して観察しようとするのはオススメしない。

観察に慣れていない間は、たぶん、目つきが気持ち悪いことになっている。「話を聞きながらさりげなく相手を観察できる」という状態になるまで、実践は控えておこう。

 

オススメは「絵画」の人物を観察することだ。

まず、絵画は喋らないし、動かない。こちらの都合で、好きなだけ観察することができる。

さらに、1枚の絵画には、驚くほどたくさんの情報が描き込まれている。人物だけに注目してみても、

  • 身につけている物は何か
  • 仕草・表情はどうなっているか
  • 人物同士の関係はどのようなものか
  • いつ・どんな場面か

などなど、観察できる項目は山ほどある。

ネットで絵画を検索するのもいいが、もし真剣に取り組みたければ美術館に出かけてみよう。あるいは、無料の展示会でも構わない。

とにかく、本物の絵と向き合い、1枚に長い時間をかけて隅々まで観察してみる。きっと、鑑賞の楽しさも味わえるだろう。

ついでに美術館めぐりが趣味になれば、出会いの幅が広がる……かもしれない。

 

観察訓練の際のポイントを挙げておこう。

  • 観察して発見したものは片っ端から言葉にする

美術館など公共の場では、ぶつぶつ喋っていると迷惑なので、口を動かすだけにとどめておこう。

  • ひと通り観察を終えたら、全体をぼんやり眺め、観察もれがないかチェックする

一歩引いたところから全体を眺めると、思わぬ見落としに気がつくことがある。

 

 

インターバル

あなたは1週間かけて、身の回りの物を観察し、あるいは美術館へ足を運び、観察力を鍛えた。

先週とは、物の見え方が違っている。日常にも変化が現れており、家の中の細かな変化にも気がつくようになった。

たとえば、部屋の隅のほこりがよく見えてしまうので、掃除の回数が増えたかもしれない。

 

今回の観察は「視覚からの情報」を前提にしていたが、当然、他の感覚にも応用できる。

しかし、人を褒める際にはまず「視覚からの情報」がメインになるだろうから、他は考えなくていいと思う。よく知らない男からいきなり「いい匂いだね」と言われたら、ぞっとする。

 


「相手の観察」から「自分の観察」へ

観察を続けていると、「この部分、いいな」と感じることがあったと思う。

それがあなたの「褒めポイント」だ。

もし、まったく「いいな」と感じるポイントが見つからないなら、きっとあなたは、その対象のことが好きではないのだろう。それはそれで、1つの発見だと言える。

 

気をつけたいのは、「自分の素直な気持ち」で評価できているかどうかだ。「いいな」という気持ちが、周りの評価に流されていないだろうか。

たとえば僕の場合、本心から「いいな」と思っているときは、胸の奥の方が「ふっ」とゆるむような感覚がある。

これは僕だけの感覚かもしれないが、少なくとも、あなたの体は、あなたの気持ちが本心かどうかをわかっている。

体の変化を感じながら、再度、観察を続けてみよう。そして、「いいな」と思うポイントをたくさん感じてみよう。

 

褒めるためのステップ2:自分が「いいな」と感じる箇所を見つける

 


段階を踏んで実践していこう

あなたは、対象を精密に観察し、自分が「いいな」と感じるポイントを見つけられるようになった。

次は、人と対面しながら、実際に褒める練習をする。

 

十分に自信がついているなら、出会いの場に出かけて、異性を相手に練習してみてもいい。

自信がなければ、次のような段階を踏むといいだろう。

  1. 同性の友人
  2. 同性の上司など目上の人
  3. 異性の友人
  4. 好意を持つ異性

 

エピソード「先輩のチーフ」

たとえば、仕事中、さりげなく向かいのデスクの先輩の様子を観察してみる。

すると、これまで気にとめなかったが、ジャケットの胸ポケットにチーフを差していることを発見した。しかも、ネクタイと色を揃えており、先輩のファッションのこだわりポイントだと見える。

そこで、休み時間に話しかけてみた。

「先輩、そのチーフ、いいですね」

先輩は、少し驚いた顔をしたあと、笑顔になって、いろいろ話してくれた。チーフは彼女からのプレゼントであること、気に入ってずっと身につけているのに、誰も指摘してくれず少し寂しかったこと、などなど。

元々仲のいい先輩ではあったけれど、さらに仲が深まったような気がするーー。

 

こんな風に、身の回りの話しやすい人を相手に、「褒める練習」を積んでいこう。

そのうち、「褒めるのって楽しい!」ということに気がつくはずだ。相手が喜んでくれると、自分も嬉しい。

 

褒め言葉をどうするか

「いいね」で構わない。

本心から「いいな」と思っているのであれば、「いいね」の一言で気持ちは伝わる。

 

もっとも、相手を観察し、自分が「いいな」と思うポイントを見つける過程では、こと細かに表現することを目指した方がいい。その方が、観察がより精密になる。

たとえば、パールのピアスを観察して、

「パールの控えめな光沢と、主張しすぎない程よい大きさに、上品な雰囲気を感じる。いいな」

くらい具体的に「褒めポイント」を浮かべてみる。精密に観察すれば、この程度の表現はすぐできるはずだ。

しかし、実際に口に出すのは難易度が高い。

第1に、僕らはこんなに長いセリフを言い切れない。

第2に、仮に言えたとしても、相手は「突然何を言い出すんだこいつ??」と面食らうだろう。そんな細かい褒め言葉は、求められていない。もし理由を聞かれたら答えよう。

 

まずはシンプルな言葉を極める

気の利いた表現をしようとするから失敗するのだ。僕らは口下手なのだから、高望みはしない。

  • 「そのピアス、いいね」
  • 「その時計、いいね」

これで十分だ。

物足りなくなったら、比較的言いやすい「おしゃれだね」を使えばいい。

  • 「かわいいね」
  • 「きれいだね」
  • 「素敵だね」

これらの3大口説き文句は、褒めることに慣れて度胸がつかないと、なかなか言えないと思う。逆に、これらを臆せず言えるようになると、差別化を図ることができ、恋愛方面で強くなれるかもしれない。

しかし、まずは「いいね」を極めよう。この簡単な言葉さえ使わない人が多いから、十分な差別化になる。

 

応用編:相手の「解説」を聞き「褒め言葉のストック」を増やす

これは応用編だ。余裕があったら挑戦してほしい。

たとえば、3月中旬。まだ寒いが、陽射しは暖かく、桜も咲き始めた頃。

女性がデートに薄い黄色のかばんを持ってきたとする。あなたは、それを「いいな」と感じ、褒めてみた。

「そのかばん、いいね」
「でしょ!春っぽいかなぁと思って」

彼女の反応を受け、あなたは心の中でつぶやく。

(なるほど、これは「春っぽい」と言うのか……)

薄い黄色は、春っぽい色らしい。そして、春先に春っぽい色を身に付けることが、彼女にとっての「おしゃれポイント」らしい。

相手を褒めていると、このような「解説」をもらえることがある。こうした解説は、褒め言葉のバリエーションとしてストックしておこう。

褒め言葉のストックが増えてくると、こんな風に展開できる。

「そのかばん、いいね」
「でしょ!春っぽいかなぁと思って」
「うん、春っぽい。季節感があっていいね」
「でしょ〜」

「季節感がある」という褒め言葉のバリエーションを使ってみた。それっぽい会話になったなぁ、と思わないだろうか?

 

女性を褒める際の注意点

肉体的な特徴を褒めるのは慎重になった方がいい。相手との関係次第では、セクハラ扱いされることもある。

また、男から見て「いいな」と思う肉体的特徴は、本人にとって「コンプレックス」になっていることもある。口下手が迂闊に触れるのは危険だ。

女性を褒めるポイントは「ファッション」だろう。

百貨店などに入るとわかるが、女性の衣服・アクセサリー売り場は男性の何十倍も広い。それだけ多くの選択肢の中から、彼女らは、「自分らしい」と思う服を選び、着こなしている。

だから、「ファッション」を褒めることは、相手の「服やアクセサリーを選ぶセンス」を褒めているのに等しい。一見外見を褒めているようでも、実は間接的に内面を褒めていることになる。これは嬉しい。

ファッションに興味のなさそうな女性は、褒めポイントを見つけるのが難しい。それでもあきらめず、「観察」に徹してみよう。一箇所くらいは「こだわり」があるものだ。

 

褒めるためのステップ3:身近な人を「いいね」と褒めてみる

 

 

あとがき

ここまでのステップを本当に実行してくれたなら、もう大丈夫だろう。あなたは「褒め言葉を言える人」になった。

人はみな、褒められたい。しかし、実際に褒められることは稀だ。

だから、僕たちが褒めよう。そうすれば、ほんの少し、世界を幸せにできる。

大げさかもしれないが、そんな力が「褒め言葉」にはあると思っている。

*1:めちゃ長くなってしまいました。よろしければお時間のあるときにどうぞ。