新婚野郎のカムバック禁欲録

新婚のアラサー男が、かつて取り組んでいたオナ禁に『再挑戦』しながら、収入アップに取り組んでいくブログです。

食事を「瞑想化」しよう

 

匙に一口ぶんの食事をとり、じっと見つめ、心を、これから食べるものに集中させる。

どんな形をしているだろう。

米の一粒一粒にも、形があり、個性がある。色も一様ではなく、あちこちに濃淡があり、グラデーションがある。食べ物から立つ湯気は、刹那ごとに形を変え続け、ひと時も同じところにとどまることはない。

 

心静かに、食べ物を口に運んでいくと、ほのかな香りを感じ、熱を感じる。

食べ物を口中に放り込むと、さらに豊かな香りの世界が立ちのぼる。

味は、少し遅れてやってくる。何層にも分かれ重なった「味」の構成要素は、到底一言では表せない。言葉にする間もなく、次々と変化していく。その変化を、舌を使って、ただ無心に体験する。

ひとたび噛めば、口中に食感の世界が加わる。

「噛む」というのは、食べ物の中から、生命力を抉り出す行為だ。生命が、別の生命を取り込み、自分の力に変える。そのクライマックスが、「咀嚼」という行為において結実する。

食べる対象の内側から、自分が生きるためのエネルギーを噛み出してくる。

そうしてバラバラにした食べ物を、自分自身の一部である唾液と混ぜ、飲み込む。

食べ物は自分の一部になった。

そこから先は、腸の仕事だ。本格的な「吸収」に入っていく。

 

食事こそ、生命が生命たる根源。

自己の生存のため、他者の生命を奪い、取り込む、究極のエゴの押し付け。だからこそ、感謝をも必要とする。

具体的な肉体を、具体的な肉体が取り込む行為そのもの、それが食事。

決して「栄養」という抽象的な記号を食べているだけだと捉えてはならない。

瞑想のようにマインドフルに、食事を取ろう。